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〒103-0023 東京都中央区日本橋本町4丁目15番11号
当社は明治22年(1889年)に、国より幌内炭鉱(北海道三笠市)と鉄道の払い下げを受けて
北海道炭礦鉄道会社として創業しました。
その後、夕張炭鉱(夕張市)、空知炭鉱(歌志内市)等続々炭鉱を開発し、併せて北海道内の
鉄道網の充実を図り、更に小樽・室蘭等の港湾設備を整備し、石炭輸送の為多くの船舶も所有し
海運業にも進出しました。
明治39年に鉄道国有法により鉄道部門が国に買い上げられた事もあり、石炭海運業の性格も生かして
社名を現在の北海道炭礦汽船株式会社と改めました。
明治40年(1907年)、英国のヴィッカーズ・アームストロング会社との共同出資により、室蘭市に
株式会社日本製鋼所を設立。同42年(1909年)には輪西製鉄所を設立し溶鉱炉の操業を始めましたが
昭和9年(1934年)に大日本製鉄株式会社(現 日本製鉄株式会社)に譲渡しました。
同時に当社は電気事業も広域的に行い、更には林業・製材業・窯業、そして観光事業・不動産業にも
進出する等して多角経営を進めていました。
戦後、国の傾斜生産方式により新鉱開発・増産を図りましたが、昭和30年以降の世界的なエネルギー
革命の進展により、最盛時に18炭鉱・25,000名もの従業員を有したものの逐次閉山、人員合理化に
移行せざるを得ませんでした。
昭和45年、当時の最新鋭鉱として夕張新炭鉱の開発に着手し、昭和50年から出炭開始するものの
昭和56年、事故の為閉山の止む無きに至りました。その後、平成元年に幌内炭鉱、平成7年に空知炭鉱を
閉山し、ここに国内全炭鉱の生産を終えました。
当社は平成7年(1995年)に会社更生法の申し立てを行い、翌8年6月27日に更生計画の認可を受け再建に
邁進致しました。そして平成17年1月31日付をもって、同21年迄の更生計画を6年前倒しし、会社更生手続を
全て完了致しました。
今後は新生「北炭」として、歴史と伝統を受け継ぎ、石炭生産者のスピリットを持った石炭の専門商社
として、日本の産業に貢献していく企業を目指して参ります。
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